会員の作品
●初心者入門講座第10回修了生漢詩サークル(十期会)の作品
令和二年四月過浅草寺 | ||||||||||
極目蕭條衆所崇 | 極目 蕭条 衆の崇(あが)める所 | |||||||||
都無人影轉冥濛 | 都べて人影無く 転た冥濛 | |||||||||
千年恭默五重塔 | 千年 恭黙 五重塔 | |||||||||
鬼哭方聞春暮中 | 鬼哭 方に聞く 春暮の中 |
(作意) |
●初心者入門講座第9回修了生漢詩サークル(九詩期会)の作品
緑陰読書 | |
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閑人清昼坐茅廬 | 閑人清昼茅廬に坐す | |||||||||
一陣南薫涼有餘 | 一陣の南薫 涼 |
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倚机繙書心気爽 | 机に倚りて書を繙けば |
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窓前庭樹緑扶疎 | 窓前の庭樹 緑扶疎なり |
(語釈)
茅廬…自分の家を謙遜していう (作意) |
●初心者入門講座第8回修了生漢詩サークル(八起会)の作品
愛猫 | |
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明窓寒夜月如盆 | 明窓 寒夜 月 盆の如し | |||||||||
冷氣沈沈衾未温 | 冷気 沈々 |
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忽覺狸奴牀蓐裏 | |
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不圖自適似春暄 | |
(語釈)
沈沈…夜が更けゆくさま、静かなさま (寸評) 作者は神漢連の最年少の女性です。教職の仕事に携わっているため、 |